家庭でできる生活排水対策
わたしたちは炊事・洗濯・風呂など、毎日の暮らしの中で多くの水を使っています。使って汚れた水は、浄化処理を行わないとそのまま側溝などを通り川や海へ と流れていきます。汚れた水が流れ込んだ川や海の浄化能力を超えて流入すると、生態系が破壊され、私たち生活環境も脅かすことになります。
わたしたちの心がけで川、海をきれいにできます。

たとえば、使用済み天ぷら油(鍋1杯)を流しに捨てると、きれいな水にするためにはお風呂約330杯の水が必要です。
台所でできること
- 野菜くず、食べ残しなどを流さない
目の細かい水切りネットを三角コーナーに設置しましょう。
料理は、適量をつくりましょう。 - 食用油を流さない
使い切るか、新聞紙等にしみこませて処理しましょう。
洗濯、風呂でできること
- 分解性のよい洗剤をつかいましょう
石けんは、合成洗剤より川などに出てから早く分解されやすい洗剤です。
洗剤は、正しく計ってつかいましょう。 - 風呂の残り湯を洗濯につかいましょう
水道水より温かいため、洗剤の量が少なくてすみます。
節水効果にもなります。 - シャンプーをつかいすぎない
適量を使用しましょう。
トイレでは
- トイレットペーパーをつかいましょう
水に溶けない紙等は、管のつまりの原因になります注意しましょう。
浄化槽への負担をかけない
- 正しい浄化槽の維持管理
保守点検・・・浄化槽の規模によって定められた回数を定期的に実施しなければなりません。
清掃・・・・・浄化槽内の汚泥などの引き出しや調整、機器類の清掃を年1回以上実施しなければなりません。
定検査・・・指定検査機関(三重県水質検査センター)に依頼し、毎年1回検査を行わなければなりません。
正しい浄化槽の維持管理については、大台町で施行した浄化槽及び寄付でいただいた浄化槽については、町で点検・清掃・検査を業者に委託し実施しています。
単独浄化槽から合併浄化槽への転換・・・・単独浄化槽だけでは、排出される水は合併浄化槽にくらべ川等に負荷をかけています。
公共下水道が整備されました地域のみなさまは、家庭排水を公共下水道へ接続をお願いします。
更新日:2021年07月01日