ユネスコエコパークの拡張登録に係る推薦決定

大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパークの拡張登録に向けて

 ユネスコが実施する生物圏保存地域(国内呼称:ユネスコエコパーク)(注1)に関して、本日開催した、日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会人間と生物圏(MAB)計画分科会において、既に登録されている「大台ヶ原・大峯山・大杉谷」(奈良県、三重県)拡張登録(注2)について、ユネスコに推薦することを決定しました。
 今後、日本ユネスコ国内委員会からユネスコに推薦書を提出し、2016(平成28)年3 月にペルーで開催されるユネスコMAB 計画国際調整理事会において、拡張登録の可否が決定される予定です。


(注1)英名:Biosphere Reserves(BR)
(注2)「拡張登録」とは、1995(平成7)年にユネスコエコパークの機能として、「経済と社会の発展」が追加されたため、それ以前に登録されたユネスコエコパークについて、その機能を果たす「移行地域」を追加するもの。

宮川

 

 

 

拡張申請地「大台ヶ原・大峯山・大杉谷」の概要について

 

1.名称:大台ヶ原・大峯山・大杉谷生物圏保存地域(大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク)

 

2.拡張推薦理由:

 1980年(昭和55年)にユネスコエコパークに登録されているものの、1995年(平成7年)にユネスコエコパークの機能として、「経済と社会の発展」が追加されたため、その機能を果たす移行地域の追加設定が求められていることから、今回、移行地域の設定を含めて拡張申請を行うもの。

 

3.申請自治体:

  【三重県】大台町(おおだいちょう)

  【奈良県】上北山村(かみきたやまむら)川上村(かわかみむら)天川村(てんかわむら)下北山村(しもきたやまむら)十津川村(とつかわむら)五條市(ごじょうし)

 

4.特徴等:

 ・特徴

 当地域は、紀伊半島の中でも高標高の地域となっている。大台ケ原は、紀伊半島の主要河川である宮川・熊野川・紀ノ川の水源地となっている。隔離分布しており、貴重な植生となっている。標高差が1,890mあり、およそ11℃の気温差と年間降水量が3,500mmと国内有数の多雨地帯であることから、幅広い生物層とそれらを育む豊かな自然を有する。

 大台ヶ原や大杉谷は、全国的にも有名な景勝地と洞川温泉・入之波温泉・小処温泉を有し、多くの観光客が訪れている。

 

・面積

総面積 118,330ha (36,000ha)

 

・核心地域 

5,397ha 

(1,000ha)

・緩衝地域

32,428ha

(35,000ha)

・移行地域

80,505ha

(     0ha)

・上記カッコ内は、拡張前の面積を示す。

 

(注1)核心地域と緩衝地域は、吉野熊野国立公園や大杉谷森林生態系保護地域等に指定されており、適切な保護・保全が図られている。

 

(注2)移行地域は、いずれも三重県・奈良県景観計画の景観計画区域と定められている。J-VER制度の認証取得などによる「低炭素社会」の実現に向けて、ユネスコエコパークの理念である「生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)」に向けた地域づくりを行ってきている。

霧中にそびえるブナ
シシ渕

拡張登録されるエリアの位置図

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